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雪の降る静かな日には昔の話でもしようか

雪がしんしんと降る静かな日はなぜだか昔を思い出す。

不思議な記憶がある。私がまだ幼稚園に通っていた頃だ。何故かその日は1人で帰路に着いていた。好奇心旺盛な私は真っ直ぐに帰らず、寄り道をしながら帰った。

建築現場のカンナを削る職人さんの木カスがキラキラ輝いてみえて、一枚ねだったら、職人さんは笑顔でくれた。ヒノキのいい香りがした。

もらった木カスを振り回していると、溶接工のおじさんが作業をしているところに遭遇。火花を散らしながら作業しているおじさんは、絵本に出てくるドワーフみたいで、わくわくした。

すべてが輝いて眩しく見えて、嬉しくなっていた時、見たことのない真新しいお店を発見した。まだオープン前のようでドアからのぞいた店内は薄暗い。何のお店かなぁ?と覗き込んでいると、突然ドアが開いておばさんが出てきた。怖いもの知らずの私は「ここって何のお店?」

そんな私に笑顔で「喫茶店よ。ご飯を食べるところ。でもまだ開店してないのよ。」
ふーんと首をかしげる私に、
「簡単なものなら何かできるけど、何が好き?」
「チョコレートパフェ!」
ニコニコして答えると、とても美味しいチョコレートパフェを作ってくれた。
私が美味しそうに食べる様子をニコニコしながら嬉しそうに見つめていた。

「今度はお父さんとお母さんと来るね。」
と店を後にすると、家に帰った。
家ではたくさんの人が大騒ぎしていて、憔悴しきった母は「どこに行ってたの!幼稚園にも電話したし、警察呼ぶとこやったとよ。」私は何故大騒ぎになってるかもわからず、経緯を説明した。

「チョコレートパフェ美味しかったの。」
と笑顔で言う私に怒るよりも脱力する母。
笑う父。

小さい頃はすべてが輝いて眩しく見えた。大人になるつれ、なぜそれが薄れていくのだろう。きっと眩しいモノだけでなく、それ以上に見たくないモノをたくさん見なければならなくなるから、大きくて分厚いサングラスをかけて自分を守らなければ生きていけなくなるのだろう。

こんな日は分厚いサングラスを外して昔話をしたくなる。雪の降るこんな静かな日は。
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プロフィール

まんだりんず

Author:まんだりんず
<塾長みかん>愛媛出身福岡育ち
根性の無さといびきのでかさは誰にも負けない無芸大食パグ
<塾生A:みかんパパ>長野生まれのインテリ
<塾生B:みかんママ>福岡生まれで九州男児よりも喧嘩早い

福岡から長野へお引っ越し。ただいま奮闘中!

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